私がメディコムを止めたわけ

本当にレセコンでいいのか?・・・レセコン(当院の場合はメディコム)は独自の操作性でコード入力をするため、操作に習熟するまでにかかる時間が長くかかり、事務員(医療事務)の確保や止めた場合の補充のことを考えて常に予備員を置いておかなければならない不便さがある。ところが、ドクターソフトではその必要がない。誰でも(素人でも)すぐに操作できる(当院の素人さんの場合3ヶ月)ようになる。この3ヶ月というのは3ヶ月でいっぱしの医療事務の仕事およびコンピュータ入力がこなせるようになる!・・という意味である。(これ、ほんとです)

レセコン(メディコムを含む)の場合、通常どこも診察室に置いてあるドクター用のパソコンと連携させるためには、独自の変換ソフトを導入しなければならない場合が多く、連携といっても操作性が悪くしかも一部の機能しか使えない。(診察室に電子カルテを導入していても、レセプト機能と連携させれないために、ドクターの趣味の域を出ないシステムになっている場合が多い。

レセコンで電子カルテシステムおよび医事請求システムを完成させようとすれば、どうしても、ハードウエア自体をレセコンメーカーから購入しなければならず、高価な買い物になってしまう。加えて保守料はバカ高い割に、新しい検査や薬が出た場合の対応が遅れるし、法改正ごとにメンテナンスしてもらうなどややこしい。さらに、独自のレセプト用紙に独自の処方箋用紙、独自のプリンターを用意しなければならないとなると、これらの費用だけでも毎月バカにならない。その点ドクターソフトでは、PCマシンを選ばない。今あるマシンにインストール(Webから可能)するだけで、使えて、しかもメンテナンス料は2台(医事受付と診察室)で4万/月である。紙は白紙でよい。プリンターもレーザープリンタ(LIPSかESC/P、ESC/Page)ならOK!

マシンを選ばないということは、自分のマシンの他の機能(ワープロ、表計算、データベース、などなど)がそのまま使える。また、市販のソフトも新たにインストール出来る。専用機だと、こうはいかない。また、新しい機種・マシンへの買い替えをしたい場合でもドクターソフトの移し変えは極めて簡単に出来る。専用機だと、移行など出来ないか、新たな専用機の買い替えしかない!

ドクターソフトでは、画像データや検査データの取込みが出来る。また、電子カルテ画面に張り込める。そして、何より、カルテテンプレート機能により、これらデータ(テンプレートを含む)を回線を通して交換出来るのである。(他院との画像やデータの通信が可能ということ。)専用機では、こんなオープンな機能は用意されていない。

レセプト専用機が手放せない理由があるか?

レセプト計算。自動算定機能・・・・・これは、むしろドクターソフトの得意な領域である。

事務員が今使っている専用機から移行出来るか?また移行のメリットがあるのか?・・・・・移行は出来ます。コツは後述します。メリットは、わかり易く、また、使い易い!診察室での入力が、そのまま医事データとなる。(めんどうなデータ変換などいっさいいらない!)病名入力なども診察室で済んでいるので新たに入力の必要がない。診察室が忙しく診療行為を入力していないときは医事で入力も出来る。過去の来院履歴の参照や薬歴の参照、Do入力機能などの充実によりストレスなく診療行為、医事受付業務が出来る。移行にさいして専用機(メディコムを含む)からのデータ変換を行ってくれる。つまり移行しない手はない。何と言ってもコードを覚える必要がない!ペン入力装置により楽にすばやく入力できる。(私は事務ではペン入力を、診察室ではマウス入力をおすすめします。)

月末計算、レセプト印刷・閲覧、日報、月報、未収患者一覧、未受診(再来が遠のいている)患者検索一覧、家族機能、など・・・多彩な機能がある。